高いと思った2014年にこの時計を買ったとしても、なんとそこから10万円以上の値上がり状態。
2012年という安い時期から価格が回復傾向となった2013年を経て、2014年には「ロレックスは高くなった」と感じる人が多くなったことから、相場は安定傾向になるのかと思われました。
しかし、値上がりは一回だけというわけではなく、何度も起こりうるというのがこの116610LNの事例から見えてきます。
2010年頃における116610LNの新品実勢価格は50万円台後半という水準。
16610も2007年頃において新品が50万円前後だったため、新型となって10万円近く高くなったという印象でした。
出たばかりで新品しかないという事情がある116610LNの50万円台後半という価格はかなり高いという印象です。
2010年は全体的に相場が安かったため、16610の相場は30万円台前半といったところ。
それでも2008年頃の20万台後半という相場から回復していたという事情です。
つまり、安く買おうと思えば30万円程度で買えた16610に対し、出たばかりだった116610LNはどんなに努力しても50万円台で買うしかなかったのです。
その頃、もしも116610LNも当時の16610のように中古となったら安くなるだろうと思って買わなかった場合、まさに“買い時”を逃す結果となったでしょう。
116610LNは出たばかりという本来“割高”なはずの時期における新品実勢価格より、中古のほうが年々高くなっているという現象が起きています。
とはいえ、相場は必ずしも上がり続けるわけでもないため、今後どうなるか気になるところです。
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