この3520がデビューしたのは90年代ですから、腕時計の世界では比較的近代的なモデルに位置づけられるでしょう。
オーシャン2000と同じくチタンケースが採用されており、さらにIWCとコラボというのも同じ。
革ベルトと金ベゼルが採用されているこのモデルは、オーシャンシリーズをよりフォーマルなキャラクターに仕立てたという印象です。
また、オーシャン2000が黒文字盤を採用するのに対してこのモデルには白文字盤が採用されており、革ベルト、金ベゼルとともにその印象は大きくことなります。
秒針の先端は赤くなっていますが、これはこの時計のデザインにとても良い効果をもたらしていると思います。
ポルシェデザインのモダンさが、茶色の革ベルトと金ベゼルというフォーマルさとうまくマッチしており、とても良いバランスに仕上がっています。
さて、これだけ魅力的な時計が現在20万円を切る価格で購入可能ですから、セカンド用途の1本として軽く買ってしまいたいところです。
とはいえ、この手のマニアックモデルは、その価格が本当に安いのか、それとも実は高いのかが分かりづらいところ。
ですから、19.8万円という現在価格をどのように評価するかは難しいところです。
しかし、2013年10月の相場を確かめると、今の価格で買って良い時計であるということが分かります。
つまりこの時計、20万円以下で軽くポーンと買う1本としてかなり良い存在ということで間違いないでしょう。
ただし、かなり数が少ないため、この記事の個体が売れてしまったら、次に売り出されるのはいつになるか分からないところが残念です。
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