パシャシータイマーが登場したのは2006年ですから、腕時計としてはかなり新しい部類に入ります。
実際、今大人気のパテックフィリップノーチラス5711/1Aは2006年、6桁リファレンスのGMTマスター2は2007年の登場です。
よって、年式的には今でも現行モデルとして十分通用するパシャシータイマーなのですが、既に生産終了されています。
また、20万円台前半で買えるため、現在の水準ではかなり安めの時計という認識ですが、定価は70万円以上です。
今ではロレックスより遥かに安いと感じてしまうこのパシャシータイマーですが、2007年頃においてサブマリーナと本気で比べるとということも珍しくないぐらいの存在。
2010年頃、既に25万円程度まで下落しましたが、その際ロレックスも安かったため、特別この時計だけが安くなったわけではありませんでした。
パシャシータイマーは2012年に一旦高くなったののの、その後は今のように20万円前半という相場となっています。
パシャシータイマーが安くなったのは、先のようにパシャシリーズ自体が女性用というイメージとなってしまったという点がありますが、それ以外にもパシャシリーズ自体のラインナップが分かりづらくなったからという点もあるでしょう。
回転ベゼルを備えるパシャは従来高級な方(=パシャ38mm)に対する用意だったのが、2006年より高級なパシャ42mmが非回転ベゼル、パシャシータイマーが回転ベゼルと逆転します。
そしてラインナップが分かりづらくなった後に、パシャのラインナップはミスパシャのみとなり、女性用シリーズへとなってしまったのです。
2005年頃におけるパシャシリーズのテコ入れは、ユーザーへは受け入れられなかった結果となった模様です。
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