本来腕時計は、金無垢>コンビ>ステンレスという順に高級であり、値段もかなり違います。
例えば、カルティエの場合、ステンレスの定価が30万円だとしたらコンビの定価はその倍である60万円ぐらいという傾向。そして金無垢となるとその倍以上高くても不思議ではありません。
新品実勢価格も定価と同じ順に高い傾向なのですが、中古市場となるとステンレスモデルとコンビモデルの価格差はグッと縮まります。
とはいえ、コンビのほうがステンレスより安いという例は稀。
デイトナの場合2000年頃からコンビよりステンレスのほうが高い相場というのは有名ですが、それ以外の時計ではあまり例を見ることはありません。
しかし、最近ノーチラスはコンビよりステンレスのほうが高いのです。
ノーチラスの人気は世界的にとても高い状況であり、その様子はデイトナ並に達しているという印象です。
デイトナにしてもノーチラスにしても圧倒的に人気のあるモデルは、ステンレスがコンビより高値になる傾向がある模様です。
それは、コンビモデルの値動きです。
デイトナの場合、この半年間で50万円以上という水準で16520の相場が上昇しています。
2016年まで120万円程度で購入可能だった16520は、2017年において170万円以上でないと買えなくなりました。
一方、コンビである16523には全く値動きがありません。
16523は2016年でも2017年でも100万円以下で購入可能。5桁リファレンス時代のデイトナは「エルプリ搭載」という付加価値が目立ちますが、同じく内容の豪華版であるコンビモデルの評価はなぜか低く、さらに16520に連動して値上がりすらしていない状況です。
しかし、ノーチラスのコンビは違います。
なんと1年前と比較して約28万円という水準の値上がり状態なのです。
パテックフィリップノーチラス金文字盤3800/1JAの価格比較
時計名 | 状態 | 2016年7月の安値(楽天) | 期間 | 2017年7月の安値(楽天) | 変動した額 | 残存価額 |
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パテックフィリップ ノーチラス 金文字盤 3800/1JA |
中古 | ¥1,581,000 | 1年 0ヶ月 |
¥1,863,500 | 282,500 | 117.87% |