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2017年7月22日更新

超高級モデルも値上がり現象、ロレックスデイトナ116506

現在、116506の相場は600万円以上という水準。

そしてこれだけ高価な価格帯ながら、600万円付近の個体は売れている様子を目にします。

ちなみに、今の新品実勢価格の3社平均値は約623万円ですから、中古と新品との価格差がそこまでない傾向。これはミルガウスのZブルー文字盤でも同じですが、デビューしてから年月が浅く、なおかつ人気が高いモデルは、新品価格と中古価格の差が少ない傾向があります。

プラチナデイトナのように500万円以上という価格帯になると、560万円も600万円も変わらないように感じてしまいますが、値上がり額を見ると40万円以上も差があるのです。

プラチナデイトナは、お得に買うことは不可能かと一見思ってしまう存在ですが、2016年12月に560万円で買ったならば、現在までに40万円以上の値上がりを体験できたのです。

もしもベンツを600万円で買った場合、半年後に同じ条件の中古車40万円程度値上がりしているなんてことは無いといって良いでしょう。しかし、プラチナデイトナの場合、そういうことがあり得るのです。

ただしこの価格帯の最新デイトナの場合、売却する際の難易度が16520とかなり高いのが難点。

11650616520と同じ値上がり額ですが、値上がり率、処分難易度の低さにおいて、116506より16520に軍配が上がります。よって、王座は依然として16520が維持し続けているように感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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