しかし、このクロノグラフモデルだけは人気があり、2001年の新品並行価格もアクアノート(5065)に近い価格。
アクアノートが85万円ならオーバーシーズクロノグラフは77万ぐらいが相場でした。
で、それから10年以上がたち、アクアノート(5065)は150万以上まで値上がり。
オーバーシーズクロノグラフも値上がりしましたがその価格は95万円。
ということで2016年のアクアノートとオーバーシーズクロノグラフの差額は50万円以上まで開いてしまいました。
オーバーシーズクロノグラフ、結構良い時計だと思うのですが、良くない点が1つ。
それはモデルチェンジし過ぎということです。
ロレックスが人気ある理由の一つはモデルチェンジスパンの長さだと思います。
現行デイトナですら既にデビューしてから15年経っています。
現行デイトナがデビューしたのは2001年のこと。
その当時現行モデルだったこのオーバーシーズクロノグラフ。
それからデイトナが1度もモデルチェンジしていないのに、オーバーシーズクロノグラフは2度もモデルチェンジしています。
今年出た新作は裏蓋が裏スケルトンになったというだけでなく、自社ムーブメントになったり、ジュネーブ・シールを取ったりと気合入っていますが、42mmを超える見た目は人気が出るかというと微妙だと思います。
新作と比べると改めて初代のデザインがよく見えてきます。
さて、このオーバーシーズクロノグラフ。
今の値上がり額は安いか高いか、判断が迷うところですが、三雲ブランドのスポーツウォッチという観点では“お買得時計”であることは間違いありません。
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