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価格回復、ヨットマスターロレジウム16622

ロレジウムの60万円台後半という相場は2015年8月とほぼ同様であるため、2016年の値下がり状態からやっと回復したという印象になります。

特にロレジウムにおいて興味深いのは、6桁モデルの116622が2017年春頃から急激に値上がりしているのに対し、元祖ロレジウムである16622の値動きが鈍かったという点。

特に、ロレジウムの代表的文字盤である『プラチナ文字盤』が廃止された2016年以降、その初代である16622が評価されていなかったというのは不思議な現象でもありました。

ですから、1年で10万円近い値上がりという現象は、ロレジウム16622にとっては、当たり前ともいえる現象なのです。

この相場は2015年8月頃までと同様ですが、当時において『プラチナ文字盤』は現行仕様。

今となっては『プラチナ文字盤』は生産終了状態であるため、16622にはさらに強い要素が加わったことになります。

そのため、値上がり傾向である今、16622は要注意だと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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