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8年かかって値上がった額は、ロレックスデイデイト118238

最近、『スムースベゼル+オイスター』仕様の118208などは数が少なくなっており、中古で売られている個体を発見するのは困難ですが、特にWGモデルは150万円前後という価格が多く、記事で取り上げた個体もその例に漏れません。

一方、スムースベゼル(WG)の118209約150万円という時代でも180万円前後という相場に位置していたのがこの118238

よって、同じ6桁同士では、フルーテッドベゼルモデルのほうが高い傾向なのです。

ちなみに、2009年という腕時計が全体的に安かった時でも118238は149万8000円という水準で、2009年から8年かけて23万円しか高くなっていないというモデル。

他の記事の事例のように、デイトナGMTマスター2、サブマリーナなどは数ヶ月単位で20万円以上値上がりするということは珍しくありません。

そのため、8年もかけて23万円の値上がりであるデイデイト118238は、意外にも値上がりしていないという側面があり、ある種のお買い得モデルという印象になります。

さらに、現行モデルとして存在しているという点を考慮すると、そのお買い得感はさらに強いものとなるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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