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2017年11月9日更新

回復傾向、ルイヴィトンタンブールクロノQ1141

2016年との比較で9万円高くなったルイヴィトンは、立派な値上がり時計だといえるでしょう。

とはいえ、同じ比較で80万円程度高くなっている16520と比べてしまうと、立派だった値上がり時計という印象が複雑なものになります。

ちなみに、現在16520とQ1141の価格差は140万円程度。

2009年時点では“10万円”だった価格差が、現在では“140万円”以上もあるのです。

同じエルプリメロを搭載する腕時計として、2009年の選択肢としてはデイトナが正解でしたが、2016年でもそれは同様です。

しかしながら、2009年にタンブールクロノを買った場合は値下がりとなったものの、2016年にタンブールを買った場合は値上がり状態。

つまり、値上がり額はデイトナと比較してかなり負けている状態ですが、値上がり状態という優秀さも兼ね備えているのです。

ですから、なかなか面白みのある存在だと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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