この時計には、アクアノートなどにも採用されている「キャリバー315」が搭載されています。
アクアノートといえば今や200万円近い相場であり、それと同じムーブメントが搭載されているのに半額に近い額で買うことができるというのは、なんだかお得感を感じます。
とはいえ、かつてアクアノートはカラトラバよりも安かったため、15年以上前であれば、アクアノートに対して315搭載というほうがお得感があったのは面白い点。
この5012、ケースサイズは33mmですが、90年代頃に現行だったモデルとしては標準的なサイズ。
男性用でも約30mmという3796のように極端に小さいわけでもありません。
よって5012Jは、
というように特に不人気要素があるわけでもないのに約100万円という額で購入可能であるのです。
ちなみに、2011年には約88万円でしたが、その頃は5000Jなども同じ相場。5000Jは現在130万円前後という相場になっているため、現在の5012にはお得感を感じます。
この5012、デザインは90年代パテックの一部モデルに存在したモダンな方向性ですが、ブルガリブルガリを意識したデザインという印象です。
特にラグ部分のデザインがブルガリブルガリにとても似ており、33mmというサイズも同様です。
ブルガリブルガリの相場は現在安い水準ですが、人気がないというわけでははなく、一定のファンがいる時計。
ですから、ブルガリブルガリ風のパテックフィリップという珍しいこの5012、コレクションの1つとして面白い存在かもしれません。
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