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初代がまた出た、ノーチラス3700/1JA

324万円という価格は3700ステンレスモデルの半額程度であり、現行の5711/1Aより100万円程度安い水準です。

さらに、現在3800/1Aの青文字盤も300万円前後という相場になっています。3800/1Aは2013年でも90万円台で手に入ったモデル。それに対して、3700は2008年3月時点で168万円だったように、本来3800/1Aより随分と高い位置にいた時計です。

ノーチラスの人気がとても高い今において、3700のコンビモデルが300万円台前半というのは驚く価格だと思います。

とはいえ、コンビのノーチラスはステンレスと比べて安い傾向があります。

実際、3800/1Aの青文字盤が300万円前後なのに対して、コンビモデルの3800/1JA青文字盤は約200万円。実に100万円程度コンビのほうが安いという状況です。

ですから、希少モデルである初代ノーチラスであってもコンビモデルがステンレスより安いのは当たり前。

とはいえ、700万円台のステンレスに対して、300万円台前半はかなり安いとも感じます。

2008年から約10年かけて156万円という値上がりをした初代ノーチラスのコンビモデル。

今後どうなるのか非常に興味深いモデルだと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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