初代ノーチラスの魅力は、
というだけにとどまらず、
という点があります。
ノーチラスの「耳」部分は、2ピース構造を実現するためのものですが、3ピース構造となった5711以降はデザイン遺産という存在。
そして、デザイン性を高めるためなのか、2ピース構造がフラットなのに対し、3ピース構造はややカーブしています。
フラットな耳は、2ピース構造時代の特徴であり、この要素を備えるジャンボサイズは、この初代モデルと90年代後半に登場したパワリザモデルの3710/1A、2005年のみ生産された3712/1Aしかありません。
ですから、初代ノーチラスは、とてもレア感が詰まっている存在であり、魅力的なモデルです。
現在でも十分高い水準だと評価することもできますが、デイトナポールニューマンにはまだ負けています。
よって、この個性の塊のような初代ノーチラスは、希少性やノーチラス人気によって、今後どのようなことになるのか興味深いといえます。
ちなみに、この記事の個体は文字盤が腐食していますが、パテックフィリップにて交換することが可能です。
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