これは、今現在においてサブマリーナの116610LVが欲しいと思ったら、126万円以上出さなければ手に入らないという状況ということになります。もちろん、定価はもっと安い価格ですが、定価で入手するのは困難だといえるでしょう。それはサブマリーナに限らずGMTマスター2やデイトナでも同じことだといえます。
そして、この126万円という水準は、2年前におけるステンレスデイトナの中古ボトム価格より高く、当時の16520と比較しても116520と比較しても高いのです。
これまで高くなった腕時計は多々あったものの、“2010年前後のような安い時期でない状態のデイトナ水準”に達するという現象はおそらく初だと思います。
ちなみに、16520が120万円程度で購入可能だった2年前、116610LVはどのような水準だったかというと、中古のボトム価格が約85万円という水準。
2016年は一時的にロレックスが安くなった時期ですが、それは2015年と比較した場合においてであり、2012年と比較すると高いという時期です。
この116610LVの約85万円という水準も2012年と比較して約22万円高くなっていた状態。
既に高くなっているため、その時期の水準でも「割高感」があったと思いますが、2年後の今においては、さらに約41万円も高くなっているのです。
なお、2017年には一時5桁リファレンスのほうが高くなりましたが、現在は6桁のほうが高い水準となっています。
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