ブライトリングにおいて、ブレスレット、ステンレス、クロノグラフという要素を持つモデルは、これまで筆者が見た例では、2012年頃と比較して2015年以降の水準だと値上がり傾向という事例を見るほうが多いように感じます。
例えば、IWCの場合だと、多くのモデルが2012年頃と比較して「ほぼ変わっていない」という事例が多いため、値動きしない傾向は珍しくありません。
2012年といえばアベノミクス以前の時期であり、多くの時計が現在よりかなり安かった時期だといえます。
何度もお伝えしていますが、ノーチラス5711/1Aは200万円以下、デイトナ16520は100万円以下で購入可能だった時代が2012年であるのです。
デイトナ16520が220万円台、ノーチラス5711/1Aが500万円以上という今の時代からは考えられないほど安かったことが分かります。
そういった2012年と比較して2018年という時期において、安くなっているという時計もありますが、それに該当する傾向があるのは、2012年頃において相対的に高値(比較的高級モデル)という傾向があるように感じます。
そして、このナビタイマー50周年記念モデルは、2012年において30万円台に位置に位置していたわけですが、当時はナビタイマーの通常モデルが20万円台前半といった価格帯が多かったといえ、それを考慮すると30万円台という水準は2012年において相対的に高めだったといえます。
ですから、他に値上がり傾向となっているブライトリングの中で、この50周年記念モデルが2012年と比較してほぼ値動きしていないというのは、2012年頃において相対的に高い傾向があったからだと推測できると思います。
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