このモデルに関して興味深いのは、生産終了扱いとなった2019年3月以降と以前の値動きにほぼ変わりがないという点だと思います。
116710LNや、116710BLNRの場合、2019年3月以前から値動きしていたものの、2019年になると2018年より明らかに派手な値動きとなっている印象です。
その一方でこの116713LNは、2019年現在も値動きしているものの、その様子は2018年と特に変わらないといえます。
116713LNという存在は、2017年9月の104万円という水準と比べると、そこから30万円以上の上昇となっています。
しかし、2019年3月のバーゼル以前と以後とでは、その動きに大きな変化がないという特殊さも兼ね備えています。
ですから、値上がり優秀さがある一方で、他のGMTがマスター2と異なり、生産終了という要素が値動きに影響を与えていない稀有な存在だといえるでしょう。
なお、この116713LNと入れ替わるように、新たなコンビモデルが設定されましたが、それはエバーローズゴールドのコンビモデル。
コンビといえば、長らくYGxSSコンビだったのが、GMTがマスター2ではその組み合わせがついに消滅。
また、今のところ注目ポイントとはなっていないと感じますが、針と文字盤上の「GMT MASTER II」表記が緑色というのも、現在の現行ラインナップを見るとレアとなるかもしれません。
そういった意味では、この116713LNという存在は、今後「実はレアだった」となる可能性を秘めているともいえるでしょう。
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