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下げ止まりな印象、サブマリーナ16610LV

今後も、こういった回復が続くのか否かは分かりませんが、このような価格変動は2016年と似ていると感じます。

2016年も今年同様、腕時計が全体的に安くなった年ですが、夏頃から安くなったという点が共通しています。

そんな2016年ですが、12月頃からは目立って上昇するモデルが増え、翌年2017年からは完全に値上がりトレンドへと変化。

では、2016年10月頃はどうだったかというと、8月や9月と比べてそこまで大きな変化がなかった時期だと感じます。

そういった意味では、現在において、「目立った値下がり傾向が落ち着いた」というのは、見逃せない出来事だと感じるわけで、今後どのような値動きとなるのかが気になるところです。

ちなみに、この16610LVは、以前からデイトナ16520と似た要素を持っていると指摘していますが、116610LVより安いという序列に変化はありません。

ただ、その価格差は縮まっているため、今後両者の序列がどのようになるのか興味深いと感じます。

なお、この16610LVの現在の約139万円という水準は、ピーク時の7月頃と比べて11万円ほど安い状況。これは、2019年4月とほぼ同じといえる水準です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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