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やや下落だが他のモデルと比べると強い、デイトナ116520黒文字盤

116520黒文字盤は、2000年にデビューした際、随分なプレミアム価格となっていたために、そのときの価格を後の中古が超えるには、長い時間を要しました。

2000年の新品実勢価格を中古ボトム価格が上回ったのは、2018年9月のことですが、その際の水準は172万円

2000年の新品実勢価格が約155万円でしたから、その水準を17万円上回ったということになります。

そして、2019年9月の段階では、116520黒文字盤は約192万円という中古ボトム価格となったわけで、2018年9月から1年という間でも20万円ほどの上昇となっていたのです。

今となっては116520黒文字盤は約184万円となっているため、ピークは2019年9月ということになりますが、値下がり傾向でも、依然としてデビュー時の超プレミアム新品実勢価格より高い水準を余裕を持ってキープしている状況です。

また、この個体以外については190万円以上という水準となっているため、それほど値下がりが目立ったとはいえない要素もあります。

また、白文字盤を含めた116520全体のボトム価格でも180万円という水準なため、他のモデルと比較すると、あまり目立った値下がりではないという印象があり、16520と比べると「はっきりとした下落」ともいえない様子とも感じます。

そういった意味では、116520は、やや下落傾向ながら、他のモデルと比べると強いともいえるわけで、9月頃からの「強さ」に対する変化はあまりないと思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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