腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

下落傾向に歯止めがかかった様子、GMTマスター2 116710BLNR

2019年7月以降、この116710BLNRのように「現行世代」や「人気」といった要素を持つモデルの多くが目立って下落し、その値動きはそれ以降も続いていました。

しかし、この116710BLNRのように、近頃は値動きしない傾向のモデルが多く、値下がり傾向には歯止めがかかった状態だと感じます。

次の値動きがどうなるかは分からないため、「値下がりの可能性もあれば、値上がりの可能性もある」としか言えません。

ただ、2019年と同じように値下がり傾向となった2016年の事例を見ると、10月頃には今と同じく、あまり目立った値動きとなっていなかった傾向があるのです。

2016年も2019年同様、夏頃から値下がりが目立っていましたが、

  • 夏頃値下がり
  • 10月頃に値動きしない傾向
  • となったのが、共通しているのです。

    さて、そうなると気になるのは今後の動きですが、もしも2016年と一致した値動きが今後も続くならば、12月頃から特定のモデルが目立った値上がりとなり、それが相場全体を牽引するような存在感となるわけです。

    そこまで一致するかどうかはまだわかりませんが、もしも12月頃から回復傾向となったならば、値下がり傾向な今の時期は、あとから見ると「かなり安かった」という感想となるでしょう。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

    1 2
    - PR -