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1年で30万円程度の上昇、アクアノート5066J

アクアノートは、新品時代から数が多くない印象がありますが、このYGモデルとなると更にレアという印象がありました。

特にレアなのは、YGブレスレットモデル(/1J系)ですが、普通の中古市場ではしばらく見かけていません。

それに対して、5066J5065Jは見かけるほうだといえますが、それでも数はそこまで多くなく、第2世代の5167Rと比べるとかなり少ない印象があります。

ラバーベルトYGとしては5065Jのほうが少ないため、YGアクアノートとして最も見かけるのが5066Jだといえます。

分かりやすくレアさを示すと、珍しい順に5065/1J5066/1J5065J5066Jとなるといえます。

ちなみに、97年のデビュー時に豪華版として用意されていた5060SJは、なぜか出る傾向があるため、5066J以上5065J未満なレアさとなるかと思います。

ただ、YGアクアノート自体が全体的にレアであるため、最も数が多い印象の5066Jでも、一般的な印象では珍しいというキャラクターとなるでしょう。

そういった意味では、レアな上級アクアノートとして、以前から目立った存在感となっているわけで、この1年の値動きも自然だといえます。

しかしながら、この5066Jには、意外な事実が存在。それは、このような値上がりをしながらも、価格序列の面では、5065/1Aに抜かされてしまったという点です。

現在、5065/1Aのボトム価格には368万円という個体がありますが、それを基準としても5066Jのほうが安いのです。

かつて筆者が5065/1Aを持っていた際、5066Jは雲上な存在といった印象がありましたが、今の水準では5065/1Aのほうが高い存在であるわけです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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