腕時計投資新聞

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2015年8月15日更新

共感覚を刺激する、GMTマスター2 茶金コンビ

さて、この16713、リーマンショック以前までは中古最安値が33万円GMTマスターステンレスモデルの新品価格とイコールでした。

それが2007年以降に5桁リファレンスのGMTマスターが生産中止されてから年々値上がりをし、ついに30万円前半で購入できたこの時計は70万円以上ださないと購入できなくなってしまったのです。

上で表示している2008年10月の相場はGMTマスター5桁リファレンスの生産中止がなされたあとなので、それ以前の価格=33万円より高い38万円となっています。

それがみるみるうちに30万円以上も高くなったのです。

共感覚を刺激してくれる時計、その「共感覚」に気づかない人が多数派の頃は”安値”の傾向です。

しかし、共感覚は不思議と他の人にも伝わっていくのです。

そして、それに気づいた人が「欲しい」となった頃、この時計は倍ほどの価格へと変ぼうしました。

実は私もこの時計、持っていたのですが売却済みです。

2週間に1回装着したくなる、というのがこの時計の良さです。ただし、そのような時計が70万円以上とはお高い!

今70万円以上出すのであれば4桁リファレンスのGMTマスター(ステンレス青赤ベゼル)が欲しいです。
(こちらのかつての中古相場は24万円前後でした)

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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