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この1年のダークロジウム文字盤の動き、ヨットマスター116622

116622といえば、昨年のバーゼルを境目に、126622へとモデルチェンジされたため、今では1つ前のモデルとなっています。

116622のモデルチェンジは、事実上のマイナーチェンジともいえますが、そういった変更でも旧モデルが値上がりするということがあります。

けれども、116622の場合、生産中止効果による値動きはあまり見られず、昨年のダークロジウム文字盤の動きについても、同じことがいえました。

ただ、2019年3月時点の約127万円という水準は、それ以前のダークロジウム文字盤の中古水準より高くなったといえ、値上がりしているという印象が無いわけではなかったのです。

それに対して、2019年⇒2020年はほぼ値動きしていないことになっているわけですが、そういったことの理由として「これが原因だ」といえるところはあまり見当たらないように思います。

しいていうならば、ヨットマスターというモデル自体の目立たなさがありますが、青文字盤などは2019年上半期に目立った動きとなっていたため、ロレジウムが全体的に目立たないわけでもないでしょう。

また、16622に関しては2019年12月に80万円台となるなど、インパクトのある上昇となっています。

そういった意味では、ロレジウムの中で最も人気といえるダークロジウム文字盤が動いていないというのは、やはり不思議となるわけで、なぜ動かないのか謎は深まるばかりだといえます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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