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ついに値下がり傾向、デイトナ116506A

116506Aは、2019年夏の値下がりトレンド時には、それを無視するかのように上昇しつづけ、その上昇水準も一度に数十万円単位といった様子でした。

特に2019年10月⇒2020年1月の上昇幅はすごく、3ヶ月で約91万円という上昇だったのです。

そして、その後も上昇がとどまる雰囲気がなく、そのままいけば1000万円超えも不思議ではないといった様子を見せていたといえます。

しかし、2020年4月頃から新型コロナによって、中古市場は全体的に下落トレンドへと変化。

2019年夏の下落トレンドは無視できた116506Aですが、今回はその影響を無視できなかったようで、筆者が確認した限りでは初の“分かりやすい値下がり”となったといえます。

ただ、値下がりとはいうものの、現在水準は2019年10月よりも高い状況。これまでのピークが2020年1月の約968万円ですから、記事でお伝えした116506Aの水準としては歴代2位であるのです。

そういった意味ではそれほどインパクトのある下落幅ではないともいえるのですが、そのような観点よりも、「これまで下落を見せていなかったのに値下がりした」ということが大きく感じると思います。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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