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1年に渡って目立った変動をしていない、サブマリーナ14060M

2019年4月の段階で「活発でない」と感じたものの、2018年1月に対して約6万円の上昇となっていました。

確かに、それ以前の値動きからすると、1年3ヶ月で6万円程度の変動という様子は活発でないといえますが、それでも今よりは動いていたわけです。

14060Mというモデルは、特に2017年頃活発に値動きしていた印象がありましたが、なぜ現在、値動きしない様子となってしまっているのでしょう。

その要因として考えられるのは、「数が多い」ということかもしれません。スピードマスタームーンフェイズも2018年頃まで値動きしていましたが、30万円前後となって以降あまり目立った変動がないといえます。

14060Mスピードマスターほど数が多くないものの、現行時代の新品実勢価格では入手しやすい価格帯に位置しており、エントリーという印象もありました。

とはいえ、2005年頃からはその役割がエクスプローラー114270となっています。114270も確かに価格ステージがなかなか変わらない印象がありますが2019年には50万円台となり、2020年4月の値下がりトレンドでは40万円台に下落。14060Mよりも、それなりに動いている印象があるわけです。

そうなると、14060Mが値動きしない理由として特に大きいと思われる理由がないため、なぜ変動しない傾向となったのか、その理由は謎というしかありません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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