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約半年で49万円程の下落、年次カレンダークロノグラフ5960/1A-001

これまで記事でお伝えした5960/1A-001の水準ですが、2015年5月の新品実勢価格(安い順の3社平均値)が約587万円、2019年1月の中古ボトム価格が516万円、2020年1月が約486万円、2020年6月現在が約437万円です。

つまり、5960/1A-001は年々安くなっている状況であるわけで、これまで一度も「値上がり」といった様子をお伝えしたことがないのです。

5960/1A-001は先にお伝えしたように、注目モデルといった印象があるのに、なぜこのような中古相場となっているのでしょう。

その答えとして考えられるのは、5960/1A-001の評価が文脈に頼る部分が大きいといった点かもしれません。

5960/1A-001のことを理解するためには、5960Pという存在を知っていることや、過去のクロノグラフ事情などの知識が必要ですが、そのような楽しみ方は多くの時計ファンにとってスタンダードでない可能性があるわけです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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