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60万円台という水準、トリロジーGMT 2250-1130-71

このトリロジーシリーズには、この記事の個体のような通常のステンレス版だけでなく、ラバー素材とのコンビという「コンセプト2000」があるのですが、近年の傾向としてはステンレスの評価が高いといった印象があります。

そして今回、価格ステージが変化したトリロジーGMTもSSです。

トリロジーシリーズにおいて、最初に「評価が高くなった」と感じたのはフィフティファゾムスでしたが、その次にエアコマンドが上昇した経緯があります。

ですから、このGMTの上昇を持って、1997年世代のトリロジーシリーズは、その全てが以前と比べて評価されるようになったということになります。

ちなみにこのトリロジーGMT、現在水準はエクスプローラー216570黒文字盤と同等といえますが、実は2018年時点ではエクスプローラー2のほうが高かったのです。

とはいえ、2000年代前半の新品実勢価格ではトリロジーGMTのほうが高い価格帯に位置していたため、時期によって価格序列は異なるといえます。

同じ表示形式のGMT機能を搭載するトリロジーGMTとエクスプローラー2ですが、似ているようで異なる2本を比べてみるというのは面白いかもしれません。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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