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2019年上半期水準に迫っている、デイトナ116500LN白文字盤

2019年10月に消費増税が行われたため、2019年6月水準は税率10%換算で約291万円となるのは先の通りですが、税率8%のままを相場とするか、税率10%換算を相場とするかは判断するのが難しい側面もあります。

現在水準と比較する場合、税率10%に換算することが重要だといえます。過去価格との比較では、どちらが高いかということを把握したほうが良いため税率を同じ条件にして比較したほうが良いと思うのです。

しかし、仮に116500LNの中古ボトム価格がこの先290万円台となったならば、それはそれで重要な出来事だと思うわけです。

2019年6月水準は税率10%換算だと290万円台ですが、当時の価格自体は280万円台。提示されたボトム価格が290万円台となるのは大きなニュースだといえるでしょう。

いずれにしても、116500LN白文字盤の現在水準は2019年6月水準に迫っているわけで、税率10%換算での価格差は6万円、額面での差は1万円程度。随分回復したと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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