腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」

30万円台で買えるマニュファクチュールクロノグラフ、クロノマスター01.0240.410

ましてこのクロノマスター、前回お伝えした2017年10月水準と比較しても約2.5万円の上昇に過ぎないわけで、そこまで大きく相場が変わっていないといえます。

ちなみに、2017年より前はどういった水準だったかというと、2016年9月が約31万円、2008年3月が約39万円であるため、長らく30万円台に位置する傾向があるといえるでしょう。

2008年といえばリーマンショックがあった年ですが、3月時点ではまだリーマンショックは起こっておらず、全体的に腕時計が高いと感じた時代でした。

また、2016年といえば値下がりトレンドがあった年ですが、そうはいってもリーマンショック前の2008年、2007年頃と比べると、2016年のほうが高い腕時計が多い印象でした。

このクロノマスターの場合、現在水準よりも2008年3月水準のほうが高く、最も安かったのが2016年というのが面白いといえます。

そのような時期だったり、2020年現在を含め、2008年水準よりも安いクロノマスターはなかなかお得感があるモデルだといえますが、そういったことは「マニュファクチュールのクロノグラフ」という要素を見ても一目瞭然だといえるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

1 2
- PR -