9月下旬に230万円台という水準に達した116610LVですが、それから1ヶ月ごとに順次値下がりしていった結果、現在では9月の約229万円よりも55万円ほど安い状況となっているわけです。
まさにこれは「生産終了後急激に上昇⇒その後下落」という状況であるわけですが、このような値動きといえば、2018年のシードゥエラーディープシーなどが思い浮かびます。
2018年3月、ディープシーやヨットマスターなどがモデルチェンジされたため、生産終了となった旧モデルが上昇したのですが、その後すぐに下落。まさに、今回に近い値動きであります。
しかし、116610LVがそれらと違うのは、「生産終了発覚前と同じぐらいまで下落」とはなっていない点です。
現在の約174万円は、2020年8月水準よりもかなり高いことはもちろん、2019年ピーク水準よりも高額であるわけです。
さらにサブマリーナの場合、2018年のディープシーなどとはモデルチェンジの方向性事態が異なります。
ディープシーなどの場合、新型と旧型における見た目の差はほぼなく、その変更点の主だったところは搭載ムーブメントの変更でした。
それに対して、今回のサブマリーナの場合、見た目が大きく変更。旧モデルとなった116610LVが緑文字盤だったのに対し、新型では黒文字盤が採用されているわけです。
そういった意味では、今回のモデルチェンジでは新旧が大きく異なるため、旧モデルとなった116610LVの大幅上昇には違和感がありませんでした。
けれども、今では116610LVはなぜか値下がり状態。2019年上半期よりは高いものの、2020年9月下旬と比べると50万円以上も安くなっているわけです。
新旧が大きく異なる今回のモデルチェンジでは、むしろ今のように「生産終了後急激に上昇⇒その後下落」となっているほうが不思議だと感じます。
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