さらに凄いのは、現在他の“憧れモデル”も1000万円以上という水準に到達したという点でしょう。
ご存知の通り、ノーチラス5711/1A青文字盤は2月末に1000万円以上という水準になったわけです。
このようなことから、「憧れ腕時計の価格帯」は1000万円以上となったといえるわけで、今回の動きは、歴史的な出来事といえるかもしれません。
ちなみに、この116506といえば、ダイヤ文字盤の116506Aがより評価されているという傾向がありますが、そちらは1400万円台という価格帯になった後、現在では売出し数が0となっている様子。116506Aの様子も詳しくお伝えしたしたいのですが、売出しがないため、おおよそ1400万円台というしかないのです。
ノーチラス5711/1Aの価格帯といい、116506Aといい、憧れ腕時計の頂点といった存在は、このところ1400万円といった感覚があるように思いますが、この2ヶ月ほどで、憧れ腕時計の価格帯が一気に上昇したといえます。
2000年代における、憧れ腕時計の価格帯は300万円台といった感覚があり、実際リーマンショック前の“全体的に高い時代”において、そういった傾向がありました。
それが、2017年頃から『500万円台⇒700万円台⇒900万円台』というように変化。そして今では1000万円以上となっているわけです。
116506が900万円台となったのは、2020年9月のことですが、それからたった半年で価格ステージは1100万円台へと変化。それと同時に、「憧れ腕時計」の価格帯も1000万円以上という時代になったといえます。
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