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1700万円以上という水準、ノーチラス5711/1R-001

この5711/1R-001の2月初旬時点の値動きは、K18上昇トレンドに影響を受けたものだったと考えることができますが、今回の値動きは、5711/1A-010を始めとする現行3針ノーチラスの「生産終了」という噂に伴う動きだといえるでしょう。

ただ、興味深いのは、5711/1A-010の近頃の様子です。5711/1A-010は、2月末時点では1400万円台に達していたものの、現在では約1000万円というボトム価格となっている状況。その次に安い個体を例としても約1100万円であるわけです。もちろん、その価格帯を例としても、凄いに越したことはありませんが、一旦上昇したのが「落ち着いた」という様子があります。

ステンレスがそのような状況となっている中、このローズゴールドはそれを無視するかのように派手に上昇したわけですから、やはりK18の勢いは凄いとも感じます。

そして、これまでの5711/1R-001の主だった水準を振り返ってみると以下のようになります。

  • 2016年7月 約515万円
  • 2017年12月 約601万円
  • 2018年8月 約742万円
  • 2019年8月 1190万円
  • 2020年11月 約1293万円
  • 2021年2月 1408万円
  • 2021年3月 1738万円
  • 2016年の約515万円という水準の段階で、決して安いとは感じなかったこの5711/1R-001ですが、それから見事に値上がりした結果、今や2016年水準の3倍以上となっているわけです。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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