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ラバーベルトが400万円以上に、アクアノート5065A-001

このように、5065A-001の水準は、今や約453万円という状況になっているわけですが、数年前の様子からすると「驚くほど高くなった」と感じられる価格帯になったと思います。

なぜなら、2017年時点では、このラバーベルトの5065A200万円以下で狙うことができたからであり、さらにその頃の「400万円台」という水準は、ステンレスモデルにとって「大ニュース」といえるほど凄い価格帯だったのです。

人気のあるパテックフィリップといえば、ノーチラス5711/1A-010ですが、2017年時点では、それが「400万円台になった」という出来事で驚いていたわけです。ですから、それから3年少しばかりの時を経て、この5065A-001約453万円という水準に達したというのは、やはり「驚く」という感想になるわけです。

ちなみに、ブレスレットの5065/1Aに関しては、実は2019年8月の時点で400万円以上という水準に達していました。その時、5065/1A約446万円という水準になっていたのですが、その後の下落トレンドによって、400万円を割ってしまいます。

そして、それから今にかけて5065/1Aのほうは400万円台に回復となった様子を見ないわけですが、驚くべきことに、ラバーベルトの5065Aのほうが先に400万円以上という水準に達してしまったわけです。

現在、5065/1Aの売りだしは0件といった様子であるため、ブレスレットの相場を把握することはできませんが、今年1月時点の300万円台後半という水準を例とするならば、SSの5065は「ラバーベルトよりもブレスレットのほうが高い状況」ということになります。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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