このところ、青文字盤のボトム価格は安定しないような傾向が見られ、ざっくりいうならば1200万円台から1500万円台をいったりきたりしているという感覚があります。
1200万円台がボトム価格と思いきや、気づいたら1500万円以上となったりするわけですから、「値下がり」とも「値上がり」とも表現しづらい状態だといえます。
ただ、仮に青文字盤のボトム価格を1200万円台としたとしても、白文字盤の現在水準よりも「だいぶ高い」ということに違いはないわけで、これまでの5711/1A相場を考慮すると、白文字盤の1000万円以上という水準は妥当だと感じられます。
また、この白文字盤についても4月以降、ボトム価格が『1000万円台から1300万円台』といった傾向であるため、おおよそ1100万円前後と捉えるのが分かりやすいように思います。
そして、その間における最も安価な価格がこの1090万円台という水準。これを2月水準と比べたならば、110万円の上昇となるわけですから、やはり2月よりもそれなりに上昇しているといえるでしょう。
白文字盤といえば、2019年まで「青文字盤と比べると地味な値動き」という印象だったわけで、特に2018年においては強くそういったことを感じました。
なぜなら、当時3針の5711/1A-010よりも、年次カレンダーの5726/1A-010のほうが安いという現象が起きていたからなのですが、このような「3針よりも年次カレンダーが安い」ということは衝撃的でした。
その際、そういったことが起きた要因として考えられたのが「青文字盤という要素は、年次カレンダーよりも強い」ということ。実際、3針よりも安かった年次カレンダーの5726/1Aは白文字盤だったわけです。
しかし、今ではそんな「白文字盤」という要素を持つ、この5711/1A-011も1000万円以上に到達。「白文字盤」という要素は決して弱いわけではありません。
ただ気になるのは、現在5711/1A-011よりも、5726/1A-010のほうが安いということ。なんと、同じ白文字盤同士でも「3針よりも年次カレンダーのほうが安い」という現象が起こっている状態なのです。
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