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600万円台になった、アクアノート5167/1A-001

なお、「ノーチラスが動かない一方で、アクアノートが動く」という現象は、冒頭でもお伝えしたように、2020年夏過ぎにも見られた現象であります。

とはいうものの、5711/1A1000万円以上という水準に「ガバッと上昇」して以降は、事情が変わったともいえるわけで、「アクアノートがだけが動く」という現象が再び起こったということは驚きだといえます。

そして、その結果アクアノート5167/1A-001はついに600万円台という価格ステージに到達してしまったわけで、これまでとは「かなり違った価格帯」になってしまったといえます。

そういったことは、545万円という水準になった4月時点でも強く感じられたわけですが、今回もまた同じように“びっくり”という気持ちになります。

実際、ノーチラス5711/1A400万円台となっていた2017年11月において、このアクアノート5167/1A約230万円で購入可能だったわけです。

そして、その後もそこまで目立った上昇とはならず、「2019年上半期」に該当する2019年4月水準をもってしても353万円という水準でした。もちろん、353万円となった際は「それより前と比べて随分高い」という感覚だったわけですが、それでも350万円台という価格帯だったわけで、ノーチラスと比べると「安い」という状況でした。

しかし、今では5167/1A-001625万円という水準。これは、2020年6月の5711/1A-010水準と比べてもそこまで大きな差がありません。

実際、2020年6月の5711/1A-010水準は約665万円。つまり、1年前のノーチラス青文字盤と、現在の5167/1A-001との差は40万円程度となるわけです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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