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90万円台後半になった、エアキング116900

この97万円という数字を見ると、もはや100万円に近い状態だといえるわけですが、長らく60万円台という印象だった116900がこのような水準に達するのは、驚きだといえます。

ちなみに、この116900と競り合うように、ミルガウス116400もこのところ上昇気味ですが、黒文字盤という比較だと、現在水準はエアキングのほうが高い」ということになります。

もっとも、エアキングは2016年のデビュー時からミルガウス116400よりも高い傾向だったため、「ミルガウスよりも高い」ということは当たり前ともいえるかもしれません。

とはいえ、このところのミルガウスの勢い、及び、本来の序列を考慮すると、やはり116900の勢いは凄いと感じます。

なお、現在の116900水準は、ミルガウス(黒)よりも高いだけでなく、エクスプローラー214270よりも高い状態でもあります。

エクスプローラーといえば、今年の新作発表で世代交代が発覚。その結果、生産終了となった214270は、一時130万円台というボトム価格にまで達したわけですが、今では約87万円という様子です。

ただし、エクスプローラー214270は、このところボトム価格が安定しないため、相場が見極めづらい状況。現在のボトム個体は約87万円であるものの、2番目に安い個体は約96万円なのです。

とはいえ、214270の2番目に安価な個体を例としても、116900のボトム価格である約97万円のほうが“高い”といえるため、いずれにしても、エアキングエクスプローラーよりも高い状況だといえる状況です。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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