筆者は以前、舘ひろしさんの真似をしてブルガリブルガリを右腕に付けていたことがあるのですが、小さい竜頭のためか特に気にはなりませんでした。しかし、パネライのようにリューズガードが大きい時計を右腕につける場合、かなりつけ心地が悪そうです。
ですから、右腕にパネライを付けたい場合この「レフティ」に限られます。
しかし、そんな需要ってマニアックなのも事実。
そのためか生産本数少なめでかなり希少な「レフティ」。
そしてその希少さが高値の原因となっており、特に右腕に付けたいと思っていない方でも「レフティ」をほしい方、多いのではないでしょうか。
竜頭が右側について“通常”のルミノールマリーナは現在40万円台前半といったとこですが、レフティになるとそれより10万円以上高値はあたりまえ。
さらに、このPAM00022、裏スケ化以前のモデルのため、更に高くなっています。
この98年から2002年ごろのモデルは、裏スケでない裏蓋+流しこみ文字盤が特徴的な仕様なのですが、その仕様が人気の要素というより数が少ないため高値となっています。
要するに、より古くより少ないほうが高値というのがパネライの特徴なのです。
ただ、裏スケは一般的に人気の仕様ですし、実際ムーブメントを眺めることができるのは所有満足感の高さにもつながります。
しかし、裏蓋がガラス製ですから「ベタっ」と張り付くのも事実。つけ心地の良さでは通常の裏蓋より劣ります。
そういう意味で、特に右腕にパネライをしたい人にとって最もつけ心地が良いのがPAM00022でしょう。
ちなみに、PAM00022は数が非常に少ないため、需要がちょっとでも増えると高値になる傾向の時計です。
ただこの時計、全体的に腕時計が高かった2007年では70万円を超える相場となっているものの、同じくパネライが全体的に高い2016年現在はそれより約15万円も安い相場となっています。
2007年に高くて今安いということは、再度2007年基準の相場になることも考えられますし、このまま相場が変わらないかもしれません。
いずれにしてもこの時計、今後どういう相場になるか注目です。
|