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久々に上昇、コンプリケーション5055G-001

今年2021年という年に、この5055G-001は久々の上昇となったと同時に、過去最高値といえる水準に到達しているわけですが、こういった「久々に上昇」という事例は、今回が初めてではないのが興味深いといえます。

その1つが、この5055と同じ世代の5085/1A-001。長らく200万円前後という水準が続いていた5085/1A-001は今年6月の段階で、約267万円という水準に到達し、今では280万円台となっている様子です。

そして、もう一つがランゲ&ゾーネランゲ1。2015年頃まで、ランゲ1は安いものでも260万円台以上といった感覚だったわけですが、なぜだか2017年頃からは、200万円を切るという状態になっていたのです。

そうなっていたのは101.021でありますが、なんと今年5月の段階で101.021は、322万円にまで上昇。長らく200万円前後だったのが、一気に300万円以上になったわけです。

今回の5055G-001の様子は、5085/1A-001ランゲ1などと共通する動き方だと感じられますが、『2015年頃高かったのに、2017年頃から安くなってしまった』というモデルが、再び上昇しているのは興味深い出来事だといえます。

2017年以降、人気モデルを中心に、多くのモデルが「それまで以上の上昇」という様子となったわけですが、なぜだかそのような時期に元気がなかったのが、今回お伝えした5055G-001等のモデルです。

そのようなモデルが久々に上昇したというのが、今年2021年でありますが、他にも「値上がり難易度が高いモデル」が上昇する様子もあるなど、2021年は過去最高に上昇トレンドが強い年といえる状況だと感じます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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