従来、ゴールデンエリプスのWGモデルは、YGと同じ青文字盤がメインカラーだったといえます。
それが2005年モデルからは、グレー文字盤に薄茶のストラップという配色に変更。その色合いが、なんとも新世代のゴールデンエリプスという感覚になったため、これまで、YGよりも高い価格帯に位置してきたわけです。
そういった状態は、2020年頃まで続いていたといえますが、その後ゴールデンエリプスの相場が上昇。筆者は、ゴールデンエリプスの魅力が「ノーチラス的な珍味」であると考えていますが、ようやく近頃は注目されるようになったわけで、特に青文字盤のYGが目立って値上がりしていると感じます。
しかし、その一方でこの3738/100G-012は、YGほどの上昇となっていないのです。
そういった意味でこの3738/100G-012は、今とてもお得感があると思います。
また、2021年からカラトラバが目立った上昇をしたため、現在200万円以下で購入可能な自動巻パテックはかなりな少数派。まして、2005年デビュー世代ということを考えると、3738/100G-012は、よりいっそうお得という印象になります。
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