5980/1A-001は、元祖「1000万円超えノーチラス」といった存在。長らく、現行世代(2005年前後デビュー世代)としては、中古相場が最も高いところに位置していたわけですが、2022年春の急上昇といった時期においては、5711/1Aに抜かされてしまったという様子がありました。
5711/1Aが2021年春に初の1000万円超え、2022年春には2000万円超えというように、ノーチラスは2021年と2022年に「急上昇」という動きをしたわけですが、そういったとき、この5980/1Aの反応はそこまで強くなく、5711/1Aに抜かされる(もしくは同等)という様子がみられました。
しかし、そういった急上昇後に「下落」という動きになった場合、5980/1A-001は5711/1Aほどの強い値下がりをせず、本来の強さを発揮しているような感じがあるといえます。
ただ、最も重要なことは、2022年4月ごろからの下落時において、5980/1A-001の残価率は、他のラグスポと比べると明らかに高い数値だという点。他のラグスポの残価率が60%台という数値が当たり前な中、5980/1A-001は2022年2月のピーク水準と現在水準との比較でも約81%という残価率を誇っているのです。
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