5167/1A-001は、2022年2月に1200万円台という水準を記録した後に下落した経緯がありますが、2022年7月に800万円を割っていました。
しかし今、5167/1A-001は800万円以上に回復。現在ボトム価格は、約816万円となっているわけですが、2番目に安価な個体は約826万円、3番目は858万円と、勢いを感じる雰囲気だと筆者は思います。
ノーチラスの5711/1A-010が2021年春に生産終了となったことから、パテックフィリップのステンレススポーツモデルは「現行が消滅」といった印象があるかもしれません。
しかしながら、この5167/1A-001については、2024年4月現在でも現行モデルとしてラインナップされているわけです。
5167/1A-001と5711/1A-010は2016年以前は、中古相場が近く『兄弟的なモデル』という印象がありました。
しかし、今では両者の相場は「倍ぐらい違う」となっているわけですが、両者の間には「生産終了か否か」という違いがあります。
もちろん、5711/1A-010が生産終了になる前から、5167/1A-001は「ノーチラスと大きな差」となっていたわけですが、そういった事情を考慮しても、今後ノーチラスとの差がどれだけ縮まるかが興味深いと筆者は思っています。
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