116520の白文字盤は2010年頃、常に70万円台前半で買えるという時計。
つまりその頃、デイトナの中古が欲しいと思ったら、70万円台前半という額が普通だったのです。
ステンレスのデイトナは長らく100万円以下にはならない腕時計という印象があったため、70万円台という相場は多くの人が「安く」感じる相場なはず。
しかし、1年以上その相場が続くと当たり前となってしまい、多くの人は「安い」と感じなくなってしまいます。
その後デイトナは約110万円という相場まで上昇したため、「高くなった」という印象になりました。
けれども腕時計は値上りも値下がりもするため、その「高くなった」と感じた時期よりさらに25万円以上高くなるということとなったのです。
つまり、2016年9月の約110万円という時期は「買い」だったのです。
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