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ヨットマスターロレジウムボーイズ168622、ミディアムと呼ばれていたら評価が違ったかもしれない

12万円という値上がりは立派ですが、他のスポーツロレックスの値上がり額と比べると弱い数字と映ることも確かです。

2009年当時において、30万円台後半という価格帯は青サブより若干高かったため、その頃青サブを買ったほうが投資としては正解でした。

とはいえ、このロレジウムという豪華なモデルが30万円台後半という価格というのは2009年当時においてお買い得な値段に見えたことでしょう。

ちなみに、2009年のロレジウムにおけるメンズサイズとボーイズサイズの価格差は7万円程度

45万円でメンズサイズが売られていたため、この37万円という額は当時としては適正だったのです。

今となっては、メンズサイズが60万円程度になったため、その価格差は10万円程度に開いています。

メンズサイズとの価格差は広がりましたが、その額は3万円

この“3万円”という評価は微妙な判断ではあるのですが、2009年以前の事を考慮すると興味深い現象だと思います。

というのも長らく2009年以前においても長らくメンズとボーイズの価格差は7万円程度という現象が続いていたため、価格差が10万円程度になったという今の現象は珍しいのです。

なお、2009年と比べて値上がり額が10万円程度にとどまるモデルはミルガウス116400)とこのモデルぐらい。

ということで、過去の相場を考慮すると、比較的お買い得なのがこのロレジウムのボーイズサイズです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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