この時計は1999年にデビューしたPAM00050と雰囲気が似ており、丁度10年後の2009年にデビューしたことからPAM00050の後継モデルとも取れる存在。
しかし、PAM00050は2011年頃まで製造されていたため、実は併売されていたのです。
ちなみに、PAM00050もPAM00298も搭載しているムーブメントはバルジュー7750ベースのOP3。
2000年前後にデビューしたパネライのムーブメントと2010年頃のパネライとではムーブメントが変わっているという印象もありますが、この両者は実は同一です。
パネライにおいて2000年前半で姿を消したムーブメントは主にゼニス製のエルプリメロとエリート。
ですから、2000年前後に登場したブレスレットモデルでもクロノグラフの製造は2002年頃までと、軍を抜いて希少なのです。
なおPAM00298、2016年8月と2017年10月との比較では値下がり状態ですが、2012年と2016年との比較だと約20万円程度高くなっているという優秀な側面もあります。
2012年頃はPAM00050などより安い存在だったPAM00298ですが、それ以降は50番より高い存在となっています。なお、値下がりした現在でもまだPAM00050より10万円近く高い存在です。
PAM00298は生産年数が短く、現行当時に多くが売れるというように注目されることもなかったためPAM00050より『希少なモデル』だと推測できますが、2000年前後のモデルと今後どのような相場関係になっていくのかは予測がしづらいモデルです。
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