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1年で160万円値上がり状態、ノーチラス5980/1A-014

2016年夏頃は一時的に時計が安くなった時期とはいえ、1年少しの間において160万円の値上がりというのは、素直に信じられれないほど驚く値上がり額だと思います。

5980/1A-014は売っている個体が1本という状況であるため、それが参考になる額なのかを見極めるのが難しいため、“素直に信じられない”という思考はより強くなります。

けれども最近、2006年に登場した『-001』のほうは約699万円で売り切れ状態。

よって、ノーチラス5980/1Aが600万円台後半になっていると判断可能なため、この『-014』の現在価格はクロノグラフのノーチラスにとって当たり前の額といえるでしょう。

ですから、超高級クロノグラフモデルであるノーチラス5980/1Aは1年4ヶ月という期間で160万円もの値上がり状態となっている凄い時計であるのです。

実際、3針の5711/1A-010が2015年と比較して150万円以上高くなっているため、クロノグラフの5980/1Aが160万円の値上がり状態というのは理解できる現象だといえるでしょう。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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