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WGはYGより安い、ロレックスサブマリーナ116619LB

この時計、1年で16万円高くなっているというように、いまでも立派に値上がり状態。そのため優秀という側面があります。

しかし、その一方で実はイエローゴールドモデルより安く買えるのです。

現在、青ベゼルのYGである116618LB267万8400円

微々たる差ではありますが、若干ホワイトゴールドのほうが安い状況です。

ちなみに、それは1年前でも変わらず、イエローゴールドのほうが7万円高い水準でした。

サブマリーナ初のホワイトゴールドモデルとしてデビューした116619LBは、2008年のデビュー後から数年間はイエローゴールドより高いという印象でしたが、最近はイエローゴールドと特に相場が変わらないか、むしろ安く買える存在であるのです。

2011年における116618LBの新品3社平均値1,820,883円に対して、116619LBの3社平均値は1,932,000円でした。ですから、2011年頃までにおいてYGよりWGのほうが10万円以上高かったのです。

それが近年はYGのほうが高い傾向があるのです。これは“青ベゼルにはイエローゴールドの色合いが良い”と感じる人が多いということかもしれません。

とはいえ、ホワイトゴールドのサブマリーナという存在はこれ以外になく、何かと希少性が高いため、もしも今後サブマリーナからホワイトゴールドが消滅するということになれば、とても希少価値が高いモデルとなるかもしれません。

その一方で、プラチナモデルがサブマリーナに追加された場合、ホワイトゴールドの存在感は今より薄いものとなるでしょう。もしも、プラチナのサブマリーナにアイスブルーの文字盤が採用されたなら、とてもインパクトの強いモデルとなりそうだと予測できます。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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