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2017年12月17日更新

1年で更に高くなった、ロレックスデイデイト2 218206

アイスブルーの218206は中古で売られている個体が少ないため、相場の把握が困難な傾向があり、1年前の記事では「判断が難しい」と記載しました。

けれどもその後450万円程度の218206はきちんと売れており、この数ヶ月間でも数本売れている模様です。

よって、218206は400万円台という価格で需要があることは明らかだといえるでしょう。

ちなみにこの時計、2012年11月の時点では約261万円という水準。その時点と現在を比較すると、なんと217万円以上も値上がりしている計算になります。

時計本体の価格ではなく値上がり額が200万円というのはとても驚く現象ですが、218206という時計はそれほど凄い値動きを見せているのです。

強い特徴というのは値上がりに対してよく作用しますが、このデイデイト2には、

  • 41mmという大きさとボリューム感
  • デイデイト2という希少性
  • 超豪華なモデル
  • というような強い特徴が多々存在。

    特に超豪華なモデルというものは強い個性となる傾向があり、デイデイト2の各要素は超豪華という前提があって成り立っています。

    よって、このデイデイトはまさに高くなる時計の特徴を有しており、このような水準になっているのが分かります。

    ちなみに現在ホワイトゴールドモデルの218239は約284万円という水準で、プラチナモデルより200万円ほど安いという状況です。

    36mmデイデイトの場合、118206のアイスブルー文字盤(2,916,000円)とWGの118209(1,697,440円)との価格差は120万円程度

    よってデイデイト2の場合、PtアイスブルーがWGより200万円高いため、プラチナアイスブルー文字盤がより評価されているのです。

    ●この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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