この時計、現在30万円台で売られているため超高級という印象にはならないかと思いますが、実は定価が約148万円という超高級な存在なのです。
2000年頃における148万円という定価はどのようなレベルなのかというと、アクアノートの5065/1Aよりも若干高かったという存在。実際金無垢のブルガリですからこれぐらいの定価でも不思議ではありません。
2000年代前半は今よりブルガリに憧れる人が多く、当時は定価を知らなくても、金無垢のレッタンゴロというだけでとても高級という印象でした。
それが今となっては30万円台で購入可能であり、当時この時計より確実に安かった多数の腕時計よりも安価で手に入るのです。
2000年といえば、まさに第一次腕時計ブームの時代。
その頃、この時計が欲しいと思ったけれども「すごく高いから関係ない」と感じてしまった方がいるならば、今の相場は“気軽に買える”という状態に変化したように感じるでしょう。
ちなみに同時代の金無垢ブルガリは、アルミニウムの金無垢バージョンであるAL38Gなど30万円台で購入可能。
AL38Gは3針自動巻+ラバーベルトという人気要素があるため、レッタンゴロよりお得感が強くも感じますが、定価はレッタンゴロのほうが上です。
定価が上というのは、本体の高級感からも感じることができ、裏蓋がチタンのAL38Gに対してレッタンゴロのほうが金の含有量が多く感じずっしりとした印象です。
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