ただしクロノタイムの場合、無数に種類が存在し、リファレンスでも見分け不可能というややこしい点が存在。
“高くなる要素”と“安くなる要素”は以前にもお伝えしましたが、改めて確認すると、
高くなる要素
安くなる要素
となります。
そして安くなる要素が多いものがこの数年ほど20万円台前半という相場で、それは今でも変わりありません。
さらにこの記事の個体は安くなる要素が多い一方、黒文字盤という高くなる要素があります。
近年黒文字盤で20万円台前半という個体はそこまで多く見ないため、なかなかお得感を感じる1本です。
ちなみに、スピードマスター3570.50はレマニアベースのムーブメントですが、クロノタイムはETA7750ベース。
オメガの場合7750を搭載するモデルは3570.50の1つ下のグレードとなるため、ムーブメント的にはスピードマスターデイトのライバルという見方もできます。
しかし、キャラクターや2016年までの相場を考慮するとクロノタイムは3570.50と比較するのが適当だといえるでしょう。
ちなみに、クロノタイムの場合ある程度の人気要素を備える場合、以前から30万円近い相場でした。
よってクロノタイムの場合、全体的に20万円台前半というわけではなく、仕様によっては20万円台前半で買うことができるというのが、3570.50との大きな違いなのです。
とはいえこの黒文字盤の場合、2012年の相場が17.8万円であるようにかつては3570.50より高いぐらいの時計。そのため、やはりクロノタイムはスピードマスターと比べて現在お得感が強いといえるでしょう。
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