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値上がりは落ち着いた、ロレックスデイトナ16520

9月頃に16520は200万円を切る個体が無かったため、今の状況はそれと比べると若干の値下がりだともいえます。

9月時点の16520約203万円という個体が最も安かったため、今の状況は9月と比べて10万円程度安いということになります。

とはいえ、この値動きの場合「値下がり傾向」というより、デイトナ16520の値動きが200万円前後という水準で「止まった」という認識が良いでしょう。

ですから「2016年12月に約120万円だったのが、2017年12月には約200万円となった」ということ。つまり、デイトナ16520は短期間での値上がりを繰り返した結果、1年で80万円程度値上がりしたということになります。

これまで日を追うごとに値上がりを繰り返していたデイトナ16520ですが、この数ヶ月間は相場が一定の水準となり、約200万円の時計という水準で落ち着いたという状況です。

今後も相場が動く可能性は当然ありますが、この2ヶ月の様子を観る限りでは、しばらく安定しそうな気配だと感じます。

そして興味深いのは、116520の値動きが活発になっているという点。

以前の記事でもお伝えしましたが、これまで目立った値動きという感じでは無かった116520が最近は高くなっている様子です。

116500LNが登場してもうすぐ2年になりますが、生産終了モデルである16520116520の値動きが今後もどうなるのか楽しみです。

●この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。

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