16610はかつて14720より安く買えるという存在でしたが、今となってはエクスプローラーよりだいぶ高い時計。
とはいえこの現象は今から10年前の2007年には既に起こっていたため、今となってはサブマリーナよりエクスプローラーのほうが高かったと感じる人は少ないかもしれません。
近年の中古相場においても、16610は50万円台、エクスプローラーは30万円台後半という相場が続いています。
それが、2017年11月末にはエクスプローラー14270が数年ぶりに値動きし、40万円台に到達。
そして、16610もきちんと値動きし、60万円台という水準に達したのです。
2000年代前半の16610の事情を知っている方にとっては、ここ数年の「中古が50万円台」という相場は、随分と高いと感じたかもしれません。
しかし、その高い水準から今では更に高くなり60万円台半ばという額まで上昇したのです。
オーソドックスな選択肢という印象が強かった16610は、GMTマスター2のように「かつての不人気モデル」というキャラクター性もありません。
それでもきちんと値動きした16610は立派だと感じますが、実物を見ると若干のヴィンテージ感を感じ、前よりも色っぽく見えるのが不思議だと思います。
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