1年前の今の時期において、パシャ38mmクロノグラフの程度の良い個体は30万円以上という水準となっており、極稀に安い個体が出たとしても29.8万円というような額だったのです。
しかし、今となっては20万円台後半で買える個体は珍しくなく、さらに程度が良いのにもかかわらず25万円以下という個体まで複数本ある状況。
3針モデルが値上がり傾向となっているのに対し、クロノグラフは値下がり傾向であるのです。
クロノグラフは2000年頃の実勢価格や定価が示しているように、本来3針より高いモデル。
リーマンショック後において3針モデルが20万円台前半となっていた時期でも、クロノグラフは30万円台半ばという相場をキープしていました。それは2016年1月ごろでも同様で約35万円という水準です。
しかし、2016年8月頃には30万円を切り、それ以降値下がり傾向が続いているのです。
パシャ38mmは3針モデルが値上がりしているというように、人気の高いモデルです。
さらにクロノグラフの定価は100万円台という水準であり、仕上げも中身もそれに伴ったモノ。
それでいてパシャという独特な世界観が示されており、デザインも美しいと感じます。
ですから、パシャ38mmは良い要素があるにもかかわらず値下がり傾向であるのです。
内容や過去相場を考慮すると、今の相場はとてもお買い得だと感じます。
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